野口健氏、5月来日予定のバッハ会長に「エッセンシャルワーカーに含まれるのか?」
登山家の野口健氏が20日、ツイッターに新規投稿。大阪府や東京都など新型コロナウイルスの感染拡大地域で3度目の緊急時短宣言の要請も検討されている中、IOCのバッハ会長が5月に来日する方向という報道を引用し、「IOCの会長職というのはエッセンシャルワーカーに含まれるのか?」と問題提起した。
感染者急増の中、感染力の強い変異ウイルスの割合が上昇していることを受け、東京都の小池百合子知事は15日に「通勤を含め(医療従事者などの)エッセンシャルワーカー以外の方は可能な限り東京へ来ないでいただきたい」と訴えた。
その「エッセンシャルワーカー」について、野口氏は「IOCの会長職は含まれるのか?」と指摘。その上で、同氏は「バッハ氏、東京入りも予定されている。都知事はエッセンシャルワーカー以外には都内に来てほしくないと。エッセンシャルワーカーの定義を明確にされた方がいい」と提言し、「では例えばアスリートはエッセンシャルワーカー?」と問うた。
バッハ会長は5月17日から2日間の日程で来日する方向。初日は東京五輪・パラリンピックの聖火リレー到着式典が行われる広島市、2日目は都内で五輪組織委員会のトップと面会し、東京五輪の開催をアピールするという。一方、感染状況次第では来日見送りの可能性もあるという。