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一代年寄「白鵬」襲名は絶望的 特例に“待った”有識者会議が問題提起「異形の資格」

 「大相撲の継承発展を考える有識者会議」が19日、東京・両国国技館で最終会合を開き、著しい功績を残した横綱が現役時のしこ名のまま親方を名乗る「一代年寄」の特例について再考するよう日本相撲協会に進言した。史上最多44回の優勝を誇る横綱白鵬(36)=宮城野=にとっては一代年寄「白鵬」襲名へ厳しい見解が示された。同会議はプロ野球ソフトバンクの王貞治会長らメンバーが約2年間、大相撲のあり方を議論。この日、提言書をまとめ八角理事長(元横綱北勝海)に提出された。

 一代年寄「白鵬」襲名へ絶望的とも言える見解だった。48ページに及ぶ提言書で「一代年寄」の特例再考は約3ページにわたり、言及された。

 名跡は一代限りで弟子への継承は認められず、「大相撲の師資相承の伝統から外れた異形の資格」と問題提起。また、「公益財団法人としての制度的な裏付けとは整合しない」とも指摘された。過去の一代年寄は大鵬、北の湖、貴乃花(千代の富士は辞退)の3人だが、いずれも2013年の公益財団法人への移行前に襲名した。

 一代年寄に関し、現在、協会に規定はない。これまでは時代背景や慣例を踏まえ理事会で決議してきた。提言書では今後、同制度を白紙とし、功労に報いる新たな措置を協議することを協会に対し要望。会見で八角理事長(元横綱北勝海)は「そういう場面があれば理事会で審議していきたい」と受け止めた。

 史上最多44回の優勝を誇る白鵬は先場所を途中休場し、右膝を再手術。5月の夏場所を全休し、名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)で進退を懸ける意向を示している。一代年寄が認められない場合、年寄株取得の必要がある。

 同会議は元横綱日馬富士による暴行事件をきっかけに大相撲の多国籍化などを議論。提言書では外部から女性理事を招へいすることなどを進言した。

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