内村航平が離れ技全て成功で高得点 鉄棒専念で新たな境地「器具から声聞こえる」

 「体操・全日本選手権」(18日、高崎アリーナ)

 鉄棒に絞って4大会連続の五輪出場を狙う内村航平(32)=ジョイカル=は、H難度のブレトシュナイダーを含めすべての離れ技を成功させ、15・466点をマーク。予選に続き、日本協会が作成した暫定世界ランキングの1位得点(14・933点)を0・2点以上上回り、現時点で最高の80ポイントを獲得できる見込みとなった。

 「演技がすごく自分の体に染みこんできた。何も考えずにできた」と、胸を張った。32歳。かつて代名詞だった着地が「止まらなくなってきた」と話す一方で、1種目に絞ったことで新たな境地に達したという。

 「器具から声が聞こえるようになった。鉄棒と対話をしながら、体を合わせてる」。日本男子史上2人目の4大会連続五輪へ突き進む生ける伝説は、神の領域に足を踏み入れつつある。

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