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大逆転V橋本大輝 驚きの急成長 水鳥強化部長「スペシャリストが集まった総合力」

 「体操・全日本選手権」(18日、高崎アリーナ)

 東京五輪代表選考会を兼ねた男子決勝が行われ、予選7位だった19歳の橋本大輝(19)=順大=が、怒とうの追い上げをみせ、予選との合計で173・365点とし、大逆転で初優勝を飾った。

 1種目目、予選で2度落下したあん馬を通しきると、橋本が覚醒した。大技ヨネクラを成功させた跳馬から平行棒、鉄棒と高得点の15点台を並べ、みるみる順位を上げると、最終種目の床も15点に乗せ大逆転劇を完遂。「優勝できるとは思ってなかったけど、諦めたくなかった。笑顔で終われてよかった」。大仕事をやってのけた19歳は、あどけなく、はにかんだ。

 冬のオフ期間に、難度を表すDスコアの合計点を1点以上も上げ、世界最高難度の演技構成を作り上げた。決勝の得点88・532点は、19年世界選手権金メダル、ナゴルニー(ロシア)の88・772点に迫るハイスコア。試技会では89点台をマーク。「90点も現実可能」と、底知れない。

 日本協会の水鳥寿思強化本部長も「15点はスペシャリストが出す得点。(15点台が4種目で)スペシャリストが集まったような総合力がある。世界最高レベル」と称賛。「この冬でDスコアを1点以上上げて演技をまとめている。こんな短期感で成長。非常に驚いているし、五輪に向けて楽しみ」と、その急成長ぶりに舌を巻いた。順大で指導する原田監督も「負けることが大嫌いで、1番になることしか考えていない子。プラスの意味で人を巻き込んでいく。大輝が頑張っているから、頑張ろうと。起点になっている感じ。頼もしい選手」と、エースとしての存在感に目を細める。

 上位2人が東京五輪代表に内定するNHK杯へ「安定した演技で“お前がエースだ”という実力をみせて代表になりたい」と、見据えた橋本。このまま一気にエースへの階段を駆け上がる。

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