腰痛の紀平梨花は5位「歩けないほどの痛みがあった」フィギュア世界国別対抗戦

女子フリー 紀平梨花のフィニッシュ=丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
演技する紀平梨花=丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
女子フリー、演技を終え笑顔の紀平梨花(代表撮影)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)

 女子のフリーが行われ、大会前に腰痛を発症していた紀平梨花(18)=トヨタ自動車=は132・39点で5位だった。得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を回避し、大幅な構成変更で滑りきった。

 SP後に腰痛は悪化していた。「直前に棄権も考えた。SPが終わった後、15分くらいしてからもう歩けないような、震えてくる痛みがあった。硬直状態でしか立てなかった」と説明。フリー当日の午前の公式練習でも3回転を跳ばず、「本番での一発に集中にした」と振り返った。

 痛みを伴うと話していた3回転ルッツを投入したのは演技直前。団体戦のため「少しでも得点を取れればと思った」とチームへの貢献を考えた。連続ジャンプで転倒した「フリップがすごく悔しい」と繰り返したが、「滑り切れたことが本当によかった」というのが本音だろう。

 一方で、練習量を控えたことで、「かえって調子がよくなったと気づいた。試合直前に体の疲れをとることがすごく大事だと学べた」と収穫もあったという。今後のアイスショーなどへの出演は検討するとし、「痛みをとってオフシーズンを頑張りたい」と北京五輪へ向けて気持ちを切り替えた。

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