坂本花織 課題のルッツが認定され「すごくうれしい」SP自己ベストで3位

演技を終え、笑顔で拍手に応える坂本花織=丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
女子SP 演技する坂本花織=丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
女子SP 演技する坂本花織=丸善インテックアリーナ大阪(代表撮影)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(15日、丸善インテックアリーナ大阪)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、日本女子の坂本花織(21)=シスメックス=は77・78点と、19年の同大会で出したSPの自己ベストを更新した。坂本は、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転ルッツ、フリップ-トーループの連続3回転ですべて加点を得て、スピン、ステップでもすべて最高のレベル4を獲得。ロシア勢に続くSP3位で発進した。

 先月の世界選手権では、3回転ルッツで踏みきり違反を取られ得点に響いたが、この日は認定された上に高い加点を得た。2週間で修正に取り組んできた坂本は「スケート人生で初めてというくらいルッツのアウト(踏みきり)を意識してきた。今回認められたのはすごくうれしい」と笑顔。「ここからが勝負。今後も加点のつくようなルッツを練習しないといけない」と気持ちを引き締めた。

 ルッツの修正にはかなり苦心したという。「先生にビデオをいろんな角度からやってもらって、どういう入り方がジャッジの人から見て(ルッツの規定である)アウト(サイド)に見えるか、コースや跳び方を細かく試していっていた。30分くらいは毎日やっていたと思う」という。

 努力が実ってSP自己ベスト。勢いそのままに17日のフリーへ向け「この2年やってきた『マトリックス』。最後にキレキレの『マトリックス』にしたい」と気勢を上げた。

 最終滑走で出場した紀平梨花はトリプルアクセルでの転倒もあり69・74点で4位。トップはアンナ・シェルバコワの81・07点、2位がエリザベータ・トゥクタミシェワの80・35点と、SPワンツーをロシア勢が占めた。

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