「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」（１５日開幕、丸善インテックアリーナ大阪）

　午前、午後に公式練習が行われた。日本女子は紀平梨花（１８）＝トヨタ自動車、坂本花織（２１）＝シスメックス＝が参加した。

　オンライン取材に応じた坂本は、先月の世界選手権で踏みきり違反を取られた３回転ルッツの修正に励んできたことを明かした。「こんなに点数に響くんだと今まで以上に思った」と言い、帰国後は「ルッツの練習を重点的にやりました。難しいなと思う。きちんとしたエッジで跳べたりもあるが、なかなかしっくりはまる跳び方が定まらずに結構苦戦した」と振り返った。

　今大会へ向けては「国別は団体で戦うので、五輪の団体戦の予行演習だと思ってやっていこうと思う」と大舞台を見据える。１５日のショートプログラム（ＳＰ）は「今季最後の試合なので、レベルの取りこぼしもなくルッツもしっかり跳んで、思い切りのいいＳＰにしたい」と誓った。