塩浦慎理のサプライズ五輪代表選出に妻・おのののか「ほんとに良かった」

 競泳の東京五輪代表選手が12日、オンラインで報道陣の取材に応じた。五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の100メートル自由形で5位に沈んだものの、11日にリレーでの派遣が発表された塩浦慎理(29)=イトマン東進=は、「ほんとにサプライズだった」と、突然の五輪内定に驚きの表情だった。

 内定の連絡は、日本選手権から帰宅する車の中で受けた。五輪出場は絶望的な状況だっただけに「驚きが1番。『リレーで選ばれました』って言われてもよく分からなかった。後で詳細を下さいと(言った)。何が起きたのかなと」と、なかなか事態を飲み込めなかったという。

 昨年9月に結婚した妻・おのののかからは「ほんとに良かったね」と祝福を受けた。塩浦も「結構気を遣ってくれて、帰ってきたら何て声かけようと思ってたみたい。すごく喜んでくれて、良かったです」と安堵(あんど)の表情だった。

 100メートル自由形で2位に入った松元克央(セントラルスポーツ)が個人種目の200メートル自由形でメダルを狙うため、400メートルリレーの負担軽減を目的に、次点の塩浦が選出された。2大会連続の五輪出場を決め、「選ばれたのはとてもうれしいこと。タイムが遅い現状があるのでまずはタイムを出す」と目標を掲げる。今夏へ「生まれ育った国(の五輪)で泳げるのはすごい誇らしいこと。最高の泳ぎをしたい。4人でメダルを狙えれば」と活躍を誓った。

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