渡部香生子が執念の逆転V 五輪内定「ホッとしてます」100m平泳ぎ3大会連続出場

 「競泳・日本選手権」(5日、東京アクアティクスセンター)

 4種目で決勝が行われ、女子100メートル平泳ぎを制した渡部香生子(24)=JSS=は3大会連続の五輪出場を決めた。

 3大会連続の五輪切符は、執念で勝ち取った。前半は出遅れ、50メートルの折り返しでは全体4位。隣のレーンを泳ぐ青木にも大きく遅れたが、「頑張れば“差せる”位置にいることは見えた。このレースで代表を逃したくない」。怒濤(どとう)の追い上げで、ラスト5メートルで青木に並び、わずか0秒05差で逆転優勝を決めた。

 「電光掲示板を見て、勝てたのが(分かって)うれしかった」。1位を確認すると青木と抱き合い、五輪内定を喜んだ。「3回目になっても五輪を決めるのは緊張した。無事に決めることができてホッとしてます」と、自然と表情も緩んだ。

 日本記録を持ち、15年の世界選手権では200メートルを制した実力者だが、五輪決勝の舞台に立つ夢はまだかなえていない。「今度こそはメダル獲得や納得いく結果を出せたら」と思いはさらに強くなった。まずは7日、8日の200メートル平泳ぎでもう1枚の五輪切符を狙う。「優勝して代表を決めたのは最高にいい形。気持ちを切り替えて臨みたい」と再び頂点を見据えた。

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