坂本花織は日本勢最高6位 また3回転ルッツで踏みきり違反…修正不可避

 「フィギュアスケート・世界選手権」(26日、ストックホルム)

 女子フリーが行われショートプログラム(SP)2位の紀平梨花(18)=トヨタ自動車=はフリー126・62点、合計205・70点で7位だった。坂本花織(20)=シスメックス=がフリー137・42点、合計207・80点で6位。日本は上位2人の順位合計が「13」以下となり、22年北京五輪の出場枠3を獲得した。

 オンライン取材のカメラの前で、グッと涙をこらえた。坂本は6位発進したSPに続いて、3回転ルッツで踏みきり違反をとられた。フリー5位の137・42点、合計207・80点で日本勢最上位の総合6位。「点数は仕方ない。今までは普通にやれば150点くらいだったが、思ったより15点くらい低かった。いつもそういうわけにはいかないんだな」と肩を落とした。

 五輪枠が懸かる大舞台で、ミスの重さを痛感した。「正直もやもやしているけど、こういう経験も必要」と前向きに捉えたが、ショックは隠せない。今季途中からこれまで入れていなかったSPにも導入したルッツだが、「見直していかないといけない」と修正が不可避となった。

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