伊藤美誠 まさかの大苦戦…4カ月ぶり国際大会でヒヤリ辛勝発進

 「卓球・WTTコンテンダー」(3日、ドーハ)

 今年初の国際大会が行われ、女子シングルス1回戦は、東京五輪代表で世界ランク3位の伊藤美誠(20)=スターツ=が、同27位のブリット・エーラント(オランダ)を3-2の辛勝で下し、16強入りした。

 1月の全日本選手権以来の実戦となったが、日本のエースが初陣で思わぬ苦戦を強いられた。いきなり第1ゲームを落とし、ゲームカウント2-1とリードし返したが、第4ゲームは10-8とマッチポイントを握ってからまさかの4連続失点で同点。最終ゲームも序盤はミスが重なったが、首を振りながら頭を切り替え、最後は本領を発揮して11-4で勝負をつけた。

 伊藤にとっては昨年11月以来の国際大会で、中国勢は出場していないものの、今夏の五輪にもつながる戦いとなる。出発前には「とにかく楽しみ。五輪に向けて少しでも試合をして、今(練習で)やっていることが合っているのかを出し切れたらいい」と意気込みを語っていた。

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