組織委 女性理事12人増へ 定款上理事は無報酬 日当、交通費も支給なし

 理事会に臨む橋本聖子会長(中央)=代表撮影
 理事会であいさつする橋本聖子会長(代表撮影)
東京五輪・パラリンピック組織委の理事会後、記者会見する武藤敏郎事務総長=2日午後、東京都中央区(代表撮影)
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は2日、都内で臨時理事会を開催し、橋本聖子新会長(56)が方針を示した理事の女性割合40%達成に向けて、女性理事候補12人を選出した。3日の評議員会で決定する。

 マラソン女子の00年シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さん(48)らが候補に挙がっているとみられる。これまで理事数の上限は35人だったが、これを45人まで引き上げる。現在の理事数はこの日、JOC専務理事を務める福井烈理事が辞任し、33人となっている。

 武藤敏郎事務総長は理事への報酬について、「定款上、無報酬となっている。日当も支払っていない、交通費も支給していない」と、説明した。

 森喜朗前会長が女性蔑視発言で辞任。橋本会長は理事会の冒頭あいさつで「信頼回復に向けて、スピード感を持って取り組み、しっかり結果を出していく必要がある」と、ジェンダー平等に向けた意欲を語った。

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