瀬古利彦氏 鈴木健吾の日本新に賛辞の嵐「すごい」「見事」「歴史を変えた」

 「びわ湖毎日マラソン」(28日、大津市皇子山陸上競技場発着)

 現行のコースでは最後となる大会が行われ、鈴木健吾(25)=富士通=が2時間4分56秒の日本新記録で初優勝した。日本記録は大迫傑(ナイキ)が昨年3月の東京で出した2時間5分29秒。鈴木は02年の武井隆次以来、日本人19年ぶりの優勝を果たし、ウィルソン・キプサング(ケニア)が持つ2時間6分13秒の大会記録も大幅に塗り替えた。

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー(64)は「最後のびわ湖にふさわしい走り。歴史を変える4分台。すごい。見事。日本のマラソンの歴史を変えた走り」と絶賛した。

 今大会は東京五輪マラソン代表の中村匠吾(富士通)が左腓骨筋腱鞘炎で欠場。昨年12月の福岡国際は同代表の服部勇馬(トヨタ自動車)が大会前の練習で右足ふくらはぎを痛めて欠場した。瀬古氏は「オリンピック選手も負けていられない。テンションが落ちているけど、上がると思う」と期待していた。

 1946年に大阪で「全日本毎日マラソン選手権」としてスタートした今大会は、62年にコースを滋賀県に移した。83年に「びわ湖毎日マラソン」に名称変更し、国内で継続しているマラソン大会としてはもっとも長い歴史がある。来年から大阪マラソンと統合されるため、滋賀県での開催は第76回の今大会で終了する。

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