日本人初の4分台樹立の鈴木健吾「タイムはビックリ」 給水取り損ねスパート決断

歓喜の表情でゴールテープを切る鈴木健吾=皇子山陸上競技場(撮影・高部洋祐)
2時間4分56秒の日本新記録で優勝し、笑顔を見せる鈴木健吾=大津市の皇子山陸上競技場で2021年2月28日(代表撮影)
日本新記録で優勝し、富士通の福嶋正監督(左)と抱き合って喜ぶ鈴木健吾=大津市の皇子山陸上競技場で2021年2月28日(代表撮影)
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 「びわ湖毎日マラソン」(28日、皇子山陸上競技場発着)

 現行のコースでは最後となる大会が行われ、鈴木健吾(25)=富士通=が、日本人初の2時間4分台となる2時間4分56秒の日本新記録で初優勝した。日本記録は大迫傑(ナイキ)が昨年3月の東京で出した2時間5分29秒。鈴木は02年の武井隆次以来、日本人19年ぶりの優勝を果たし、ウィルソン・キプサング(ケニア)が持つ2時間6分13秒の大会記録も大幅に塗り替えた。鈴木のこれまでの自己ベストは2時間10分21秒だった。

 会見に出席した鈴木は「率直な感想は、タイムはすごくビックリしている。強い選手いっぱい出てたけど、チャレンジしようと思っていた。優勝を狙っていたので、うれしい」と、笑顔で語った。

 36キロの給水地点から驚異的なスパートを披露。「37キロで仕掛けようと思っていて、36キロで給水があった。そこで自分が取り損ねたので、他の選手が給水しているこのタイミングでいこうと思った」と、明かした。

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