白鵬 再起へ「上出来」合同稽古最終日、阿武咲に20勝10敗

 大相撲の合同稽古最終日が25日、東京・両国国技館内の相撲教習所で行われ、横綱白鵬(35)=宮城野=が幕内阿武咲(阿武松)を相手に30番取って20勝10敗だった。年明けに新型コロナウイルスに感染し、初場所を全休。進退を懸ける春場所(3月14日初日、両国国技館)へ、2日で計60番と追い込んだ。

 前日は幕内若隆景(荒汐)を指名し30戦全勝。合同稽古は2日のみの参加ながら充実の打ち上げとなった。

 押し込まれながらも多彩な技で逆襲。「後の先」もテスト。「組んで離れて、押して押させて、そういう内容」と実戦勘を磨いた。

 感染後、10日近く入院し、体力は低下。合同稽古に合流できたことが大きな前進。「来てよかった。上出来」と4場所連続休場から再起へ視界は良好だ。

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