組織委 森氏後任に5つの“条件” 五輪に造詣、男女平等への理解、国際経験、調整能力など

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は16日、都内で“女性蔑視発言”の引責で辞任を表明した森喜朗会長(83)の後任候補を選出する検討委員会(御手洗冨士夫委員長)第1回会合を開催した。

 この日は選考基準を決定。5つの観点を取りまとめ、(1)五輪、パラリンピック、スポーツに対する深い造詣があること、(2)ジェンダーイコーリティ、ダイバーシティ、インクルージョンなどオリンピック憲章や東京大会の理念を実現し、それを将来にレガシーとしてつなげていくことができる人、(3)国際的な活動経験があり、国際的な知名度や国際感覚があること、(4)東京大会のこれまでの経緯や準備状況について理解していること、(5)組織運営能力や多様な関係者の調和を図る調整力を備えていることを決定した。

 17日に候補者を絞り込み、優先順位を決定。それに沿って意向を確認し、早ければ同日中に新会長が内定する見通し。

 関係者によると、検討委のメンバーは御手洗名誉会長、室伏広治スポーツ庁長官、東京都の多羅尾光睦副知事、JOCの山下泰裕会長、体操元五輪代表の田中理恵氏、バレーボールの荒木田裕子氏、柔道元金メダリストの谷本歩実氏、パラリンピック水泳代表の成田真由美氏の8人だという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス