スノボ・戸塚優斗が悲願の頂点 回転技立て続けに成功で接戦制す「今日だけは…」

 「スノーボード・冬季Xゲーム」(31日、アスベン)

 スノーボードのハーフパイプ男子で19歳の戸塚優斗(ヨネックス)が3度目の出場で初優勝を果たした。2020年まで2大会連続で2位の戸塚は、スコット・ジェームズ(オーストラリア)の大会3連覇を阻んだ。18歳の平野流佳(太成学院大)が初出場で3位に入った。ビッグエアは女子で2連覇を狙った鬼塚雅(星野リゾート)が銀メダルを獲得した。冬季Xゲームは世界のトッププロが集結する賞金大会。

 しびれるような接戦を制し、戸塚は最高峰のプロ大会で悲願の頂点に立った。「初優勝なので、今日だけは思い切り喜びたい」とクールな表情のまま歓喜に浸った。

 3回目の試技。冒頭で軸を斜めにした縦2回転、横4回転技「ダブルコーク1440」を決め、勢いづく。逆スタンスの3回転半から、逆向きで踏み切る「バックサイド」の回転技を立て続けに成功。最後は余力を振り絞って正スタンスの3回転半で締めた。

 冬季Xゲームは世界各地で開催されるスター選手の招待大会で、25年の歴史を誇る米国大会は圧倒的な注目を集める。「高回転の難しい技をやりつつ、回さないで見せる部分の両方を一つのランに入れていきたい」。北京五輪を1年後に控え「戸塚時代」の幕開けを印象付けた。

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