「愛知国体・フィギュアスケート少年女子」（２８日、ガイシプラザ）

　フィギュアスケート少年女子フリーで、吉田陽菜（愛知）がトリプルアクセル（３回転半）を成功した。

　黒が基調の衣装で登場した吉田は、演技冒頭、トリプルアクセルに挑戦。２・４０点の加点がつく出来栄えで成功した。

　その後は着氷がやや乱れる場面がありながらも、転倒はなし。フリー１２３・２０点、合計１８５・７０点で２位に食い込んだ。

　「自信はあったので降りられると思ったけど、いいアクセルが跳べたのでうれしいです」と吉田。「後半体力が少しなかったし、ステップもスピードがなかった。いっぱい課題はあるけど、今季最後の演技としては出し切れたかなと思います」と振り返った。

　また来季へ向けては「少しミスが出ても１９０点、ノーミスしたら２００点出るくらいの実力をつけたい」。４回転トーループも練習していくといい「まだ全然完成じゃないし感覚も分かってないけど、少しずつ来季に向けて習得していきたい」と話した。

　少年女子は、ショートプログラム（ＳＰ）首位の松生理乃（愛知）がフリー１位の１２４・８７点、合計１８８・４２点で優勝した。