「大相撲初場所・１４日目」（２３日、両国国技館）

　元横綱朝青龍のおいの幕内１４枚目・豊昇龍（立浪）が、同７枚目の翔猿（追手風）を送り出しで下した。初日から５連敗したのちの連勝を９に伸ばした。

　前日勝ち越しを決めたが、勢いは止まらない。相手の動きをしっかり見ながら突いていき、最後は送り出した。「体も良く動いているし、ちゃんと集中できている。相手の動きも見えていて、落ち着いている。あと一番、最後の相撲にしっかり集中して頑張りたい」とうなずいた。

　叔父の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏は前日、豊昇龍の勝ち越しが決まった後にツイッターで「よっし！！可愛い子。心配させるな」「残り勝って１０勝目指せ！！」（原文ママ）などと喜びの連投をしていた。豊昇龍も「見ました。毎日（取り組みを）見てくれているなと思って、もっと頑張らないといけないという気持ちが出てきた。うれしいっす」と、発奮材料になったと明かした。

　また、ダグワドルジ氏は「コロナ落ち着いたら立浪部屋稽古場に行きたいな」「指導して見たいな。耐れるかな」（原文ママ）ともツイートしていたが、「（自分が）どれくらい強くなるかなと楽しみにしていると思う」と期待に応えることを誓った。