「フィギュアスケート・全国高校選手権」（２２日、ビッグハット）

　フィギュアスケートはショートプログラム（ＳＰ）が行われ、男子は３月の世界選手権（ストックホルム）代表の鍵山優真（１７）＝星槎国際高横浜＝が８８・９１点で首位発進した。演技中に曲が３度止まるハプニングにも、圧巻のノーミス演技を見せた。

　圧巻の滑りだった。冒頭の３回転フリップ－３回転トーループの連続ジャンプを決めると、続く３回転ルッツ、後半のトリプルアクセル（３回転半）も着氷。ミスなしの演技に鍵山は「点数的にも内容的にも満足している」とうなずいた。

　演技中には３度も曲が止まるハプニングがあり、規定の２分５０秒を７秒オーバーして減点２。「（トリプル）アクセルの前に曲が止まって、ちょうど（跳ぶ姿勢に）入っているときにぷつんて切れてびっくりした」と苦笑した。

　今季はシニア１年目ながら、ＮＨＫ杯で優勝、全日本選手権で３位に食い込むなど勢いのある１７歳。「この大会も優勝を目指してきている。全日本とＮＨＫ杯と緊張感だったり意識は変わらない」。２３日のフリーでも華麗な舞を見せる。