「フィギュアスケート・全国高校選手権」（２１日、ビッグハット）

　フィギュアスケートは女子ショートプログラム（ＳＰ）予選Ａ組が行われ、全日本ジュニア女王の松生理乃（１６）＝愛知・中京大中京高＝が同組トップとなる６１・０３点をマークした。２０２０年の全日本選手権で４位に入賞するなど急成長中の期待の新星はジャンプで１回転倒があったものの、そのほかは目立ったミスなくまとめた。女子ＳＰはＡ～Ｃの３組に分けられ、上位２４人が２４日のフリーに進む。

　期待の１年生が堂々の演技を披露した。初の高校選手権に、松生は「個人戦とは違って学校を背負っているのでいつもと違う緊張感もあった」と苦笑いした。

　２０年の全日本ジュニアで優勝し、全日本選手権で４位、ＮＨＫ杯で３位に入賞するなど急成長中。「去年は初めて出る試合も多かった。今年はその試合で去年の自分を超えられるようにノーミスの演技を続けたい」とさらなる高みを目指す。２１年を勢いづけるため、まずは高校女王の称号をつかみにいく。