ネーサン・チェン、71年ぶり全米5連覇 4回転4本で“今季世界最高得点”

 「フィギュアスケート・全米選手権」(17日、ラスベガス)

 男子フリーが行われ、SP首位だった世界王者のネーサン・チェン(21)は、フリーでもトップ得点をマークし、国内大会のため参考記録ながら“今季世界最高得点”となる合計322・28点で5連覇を達成した。5連覇は1946~1952年で7連覇したディック・バトン以来の快挙。19年世界選手権銅メダリストのヴィンセント・ジョウ(20)が291・38点で2位、ジェイソン・ブラウン(26)が、276・92点で3位だった。

 チェンは冒頭の4回転ルッツで大きく着氷が乱れたが、その後は4回転4本を含めた高難度の構成をきっちりまとめきり、2位に30・9点差をつけて圧勝。五輪2連覇の実績を持つディック・バトン以来71年ぶりの5連覇に、「ディックはみんなの憧れ。足跡をたどれて嬉しい」と、頬を緩めた。これで18年2月の平昌五輪で5位に敗れて以降、3年間負けなし。3月の世界選手権(ストックホルム)で、五輪2連覇王者の羽生結弦(ANA)との1年3カ月ぶりの対決に注目が集まる。

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