及川、23歳で初のV 大逆転勝利に自身も「正直びっくり」 準々では張本を撃破

 「卓球・全日本選手権」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)

 23歳の及川が、一気に初優勝まで上り詰めた。勝負が決まると右手の人さし指で“ナンバーワン”を作り、そのままガッツポーズ。ゲームカウント1-3からの大逆転で一度はマッチポイントも握られただけに、「優勝が本当に実現すると思っていなかった。正直びっくり」。驚きつつも「うれしいの一言」と満面の笑顔だった。

 6回戦で16年リオ五輪代表の吉村真晴を倒し、準々決勝で東京五輪代表の張本を撃破するなど、快進撃は止まらなかった。「強い選手とやって勝ち上がったので、試合の中でどんどん自信になった」。張本とは同じ宮城県出身で旧知の仲。「最終日も頑張って」と、託された思いも力にした。

 前回大会はダブルスで優勝。シングルスでも強さを証明し「全日本を取れたので、世界で活躍していきたい」と目標はさらに大きくなった。ゆくゆくは「パリ五輪のメンバーに食い込んでいけるように頑張りたい」。3年後の大舞台へ、新王者の物語は始まったばかりだ。

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