27歳の石川佳純、若手に“挑戦”「年齢関係なく向かっていく」準決勝は16歳木原美悠

準々決勝で奮闘する石川佳純=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
準々決勝で横井咲桜(手前)と戦う石川佳純=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
準々決勝で奮闘する石川佳純=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
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 「卓球・全日本選手権」(16日、丸善インテックアリーナ大阪)

 女子シングルス準々決勝で、5年ぶりの王座奪還を目指す東京五輪代表の石川佳純(27)=全農=は、今大会ジュニア準優勝の横井咲桜(16)=四天王寺高=に4-1で勝利し、4強入りを決めた。

 気鋭の高校生の挑戦を受けた石川は、速くて積極的な相手の攻撃に苦戦する場面もあったが、我慢しながら勝機をたぐり寄せた。第2ゲームは1-11と圧倒されたが、「気にしないようにした。次から違うプレーをしよう」と冷静に戦局を見極めるところも長年の第一人者ならでは。「4-1だが、内容はもっと苦しい試合だった」と振り返りつつ、「コース取りを工夫した。派手なプレーではなかったが、細かいプレーで点数を取って切り替えられたのは褒めていい」と自賛した。

 5年ぶりの頂点を見据えるが、周囲のレベルが上がっていることは承知の上で、新しい戦術も積極的に取り入れている。「昔みたいに受けて立つ気持ちは全くない。年齢に関係なく自分も向かっていく」と挑戦者の立場を強調した。

 準決勝も高校1年の木原美悠(16)=エリートアカデミー=と対戦するが、「いつの間にか(4強で)自分だけ27歳で時の流れを感じるが、年齢に関係なくみんな強い」としみじみ語り、「後悔のないように1球1球大事にプレーしたい」と力を込めた。

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