五輪代表の丹羽考希 大学生に屈し3年連続準々決勝敗退「年々若い選手が上位にくる」
「卓球・全日本選手権」(16日、丸善インテックアリーナ大阪)
男子シングルス準々決勝が行われ、東京五輪代表の丹羽考希(26)=スヴェンソン=は、14年全日本ジュニア王者の田中祐汰(20)=愛知工大=に2-4(11-9、5-11、9-11、13-11、9-11、7-11)で破れ、3年連続の準々決勝敗退となった。
8年ぶりの優勝を目指したが、初対戦の田中に苦しんだ。大学生に押され「向こうのバックハンドが強烈で、そこで得点が取られてた。攻めても守備がうまくて。粘りが足りなかった」と肩を落とした。
若手の成長が著しい卓球界。26歳の丹羽は「年々若い選手が上位に食い込んでくる。(自分とは)卓球が少し違う。思い切ったプレーをしてくるので、自分の展開にならない」とやりづらさを感じていると言う。五輪も控える今後に向け、「気持ちを切り替えて1試合1試合頑張りたい」と前を向いた。