石川佳純、ストレートで8強入り 元チームメートの結婚に「めっちゃウキウキ」
「卓球・全日本選手権」(15日、丸善インテックアリーナ大阪)
男女シングルスの4回戦から6回戦までが行われ、上位シード勢が4回戦から登場した。女子は五輪代表の石川佳純(27)=全農=と伊藤美誠(スターツ)が順当に準々決勝に進み、前回覇者の早田ひな(日本生命)もベスト8入り。五輪代表の平野美宇(日本生命)は6回戦で木原美悠(エリートアカデミー)に0-4で敗れた。
石川は3戦全てをストレート勝ちで収め、8強入り。「今日はすごく良かった」と満足気にうなずいた。新型コロナ禍の大会だったが、「(換気で)寒いと聞いていたので、準備は念入りにした」と対応力も光った。
12年ロンドン五輪で、ともに団体銀メダルを獲得した平野早矢香さん(35)の一般男性との結婚が明らかになった。長年ダブルスを組んだ石川は人一倍祝福ムードで、試合後の会見では「誰か平野さんの結婚の話、聞いてくれないんですか?」と笑いながら自ら切り出したほど。「結婚されるのは知っていたけど、改めてうれしかった。10年以上戦わせてもらって本当に尊敬している先輩なので、すてきな方と巡り会えて良かった」とニコニコだった。
さらに「朝弱いんですけど、めっちゃウキウキで準備できました」とも明かした。「自分の試合でもハッピーになれるように頑張ります」と、大先輩の吉報を力に5年ぶりの頂点を目指す。