伊藤美誠「優勝して臨めと…」五輪イヤーの全日本V“やり直し”チャンスに燃えた

 「卓球・全日本選手権」(14日、丸善インテックアリーナ大阪)

 東京五輪女子代表で世界ランク3位の伊藤美誠(20)=スターツ=が、スーパーシード選手として登場する15日の4回戦を前にオンラインで会見した。シングルスで2年ぶりの優勝を見据える中、昨年11月の国際大会以来となる実戦とあって、「早く試合がしたい。ワクワクが止まらない」と腕をぶした。

 異例の五輪イヤーの“やり直し”に気合が入る。日本女子のエースは昨年大会、前人未到の3年連続3冠に王手を懸けたが、最後のシングルスでは準決勝で盟友の早田ひな(日本生命)に敗戦。東京五輪を夏に控える2020年の幕開けを飾れなかった。

 ただ、その後に状況は一転。新型コロナウイルス感染拡大の影響により東京五輪が1年延期となった。「昨年は五輪シーズンに優勝できなかったが、今年は(もう一度)与えられた試合だと思ってやりたい。『(全日本で)優勝して五輪に臨んでくれ』と言われていると思って。(五輪本番で)自信を持って戦いたいし、優勝していい状態で次に進みたい」と、天からもらった再挑戦のチャンスに燃えた。

 今大会はコロナ禍で開催地の大阪府にも緊急事態宣言が発出される中、感染対策を徹底しながら行われており、ダブルス種目は除外してシングルスのみの実施となる。

 「2週間前まで開催されるか分からなかったが、(大会が)あると信じて練習してきた。開催が決まってうれしいし、選手も実力を出し切れる場所だと思って臨んでいる。ダブルスや混合ダブルスはできないが、試合できることが楽しみ。目標はもちろん優勝ですけど、目の前の一回一回の試合で実力を出し切って、楽しんでいる姿を見せたい」と抱負を述べた。

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