「卓球・全日本選手権」（１３日、丸善インテックアリーナ大阪）

　ジュニア男女シングルス５回戦と男子シングルス１回戦、女子シングルス１、２回戦が行われた。ジュニア男子では、前回準優勝の松島輝空（１３）＝木下グループ＝が、原田春輝（希望が丘高）に３－１（５－１１、１１－９、１１－８、１１－７）で勝利し、準々決勝へ駒を進めた。

　過去３度敗れていたという原田に初勝利し「うれしかった」と松島。「苦手意識がある」というカットマンを相手に第１ゲームを落としたが、第２ゲームからは「焦らずゆっくり（プレー）することを意識した」と長いラリーに屈せず、３ゲームを連取した。

　前回大会では、張本智和の記録を更新する小学６年の史上最年少でジュニア男子の決勝に進出。「張本２世」として２４年パリ五輪への期待がかかるホープは、昨年４月にエリートアカデミーに入校した。恵まれた環境で、身長は１年で６センチ伸びて１５５センチ、体重４７キロとたくましくなった。

　１４日には準々決勝から決勝までが行われる。頂点に立てば中学１年「１３歳２６０日」での優勝で、中学２年で優勝した張本智、水谷隼を上回り、張本智の最年少記録「１４歳２０５日」を更新する。