卓球協会トレセン勤務職員1人が新型コロナ感染 選手らに濃厚接触者おらず全員陰性
日本卓球協会は13日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターに勤務するスタッフ1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同施設は日本代表選手やJOCエリートアカデミーの強化拠点となっているが、施設内での濃厚接触者はいないといい、念のため選手ら約10人がPCR検査を受けたところ全員の陰性が確認されたという。
感染した職員は4日のスマートアンプ検査で陰性が確認され、6日まで勤務していたが、7日に微熱やせきの症状が現れ、PCR検査の結果11日に陽性が判明した。保健所の指導で自宅療養をしており、施設内での濃厚接触者はいないと判定。トレセン内の卓球練習場は一時閉鎖しているが、消毒作業を行った後、利用を再開する見込みだという。
6日は日本代表合宿は行っておらず、エリートアカデミー生は練習を行っていた。日本協会の星野一朗専務理事は「練習場内部ではコーチ陣はマスクを着用して指導している。スタッフが感染したが、それが広まることにはならないと信じている」と話した。
また現在、大阪市内で全日本選手権が開催されているが、政府による緊急事態宣言が大阪府に発出された場合も、感染対策を徹底しながら予定通り17日まで大会を行う。