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貴景勝、痛恨の連敗で綱とり黄色信号 重圧か…大栄翔相手に足が出ずバッタリ

 「大相撲初場所・2日目」(11日、両国国技館)

 自身初の綱とりに挑む大関貴景勝が大栄翔にはたき込まれ、初日から悪夢の2連敗を喫した。昇進へはハイレベルな2場所連続優勝が条件。初日から連敗して優勝した力士は過去1人もおらず、逆転Vも昇進も厳しい状況に追い込まれた。カド番の両大関は正代が小結高安を寄り倒して初日から2連勝、朝乃山も北勝富士をすくい投げで下し、初白星を挙げた。       

 夢の綱とりがたった2日で崖っぷちに追い込まれた。貴景勝は当たっても押し込めずに後退。最後ははたかれ前のめりに倒れ、土俵にひざまずいた。

 これが重圧なのか-。7勝3敗と相性のいい埼玉栄高の先輩に屈し、痛恨の連敗。帰り際のオンライン取材では前だけを向いた。

 「終わったのでまたあした集中してやっていきたい。あと13日間ある。集中して」とキッパリ。初日からの切り替えを問われ「切り替えはできている。負けたのは理由がある。(大事なのは)気持ち」と気丈に話した。

 突き押し一本で横綱挑戦まで駆け上がってきた。「押し相撲だけじゃ横綱になれないって勝手に決めつけている。自分でその可能性を止めてしまったら一生そこで終わり」と困難な挑戦に価値がある。幼少期から磨いてきた一つの武器。「自分は押し相撲しかない。小さい頃から目指してきたもので頂点に横綱になりたい」と誓う。

 初日から2連敗して優勝した例は過去ゼロ。両横綱不在の中、昇進はレベルの高い2場所連続優勝が条件なだけに極めて厳しい。

 昇進を預かる審判部の錦戸副部長(元関脇水戸泉)は土俵下で見守り「思い切りがない」と踏み込みの弱さを指摘。綱とりに関し「かなり厳しい」と話した。ただ「後半勝っていけば印象も変わってくる。立て直さないと」と、可能性は消滅したわけではない。

 2連敗後、13連勝は過去、朝汐、曙、朝青龍の3人。2人は優勝決定戦に進出した。残り13日、何があるか分からない。自慢の突き押しを信じ、奇跡を起こすのみだ。

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