天理大3度目決勝で初V 主将・松岡「早稲田戦に向けて準備してきたことが出せた」

「全国大学ラグビー選手権決勝・天理大55-28早大」(11日、国立競技場)

 3度目の決勝に臨んだ天理大(関西1位)が2連覇を狙った早大(関東対抗戦2位)を55-28で破り、初優勝した。関西勢では1984年度に3連覇した同大以来36大会ぶりの大学日本一。天理大は計8トライを奪い、決勝では史上最多となる55得点で圧倒した。

 主将のフランカー松岡大和(4年)は優勝した喜びが爆発した。試合後の会場スピーチでの第一声で「ありがとうございます。めっちゃくちゃうれしいです」。場外にも響くほどの絶叫だった。

 「メンバー23人だけでなく、メンバー外の部員も協力してくれた。天理大学ラグビー部全員と、この4年間サポートしてくださった皆さんと、今まで先輩が培ってきたもの、全員がいい準備をしてくれた結果、今日優勝できたと思っています」と涙が止まらなかった。

 試合後の記者会見では冷静に決勝を振り返った。「ディフェンスの部分でしっかり前に出てプレッシャーを与えようという早稲田戦に向けて準備してきたことが出せた」と胸を張った。

 2季前は決勝で明大に、昨季は準決勝で早大に敗れた。ただ、今季は準決勝で明大を下し、決勝で早大を破った。両校に対して前半から攻め立て終始圧倒した。「明治に対しても、早稲田に対しても全員が勝つマインドを持っていた。それが試合の入りにつながった」と松岡。“黒衣軍団”が関東対抗戦の1位、2位に完勝でリベンジを果たした。

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