張本に並んだ!小3で大野颯真が全日本ジュニア男子でデビュー

ポイントを奪いガッツポーズを決める大野颯真=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
試合前、身長差のある鈴木耕大(手前)とあいさつを交わす大野颯真=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
ハーフタイム中、コーチの助言に耳を傾ける大野颯真=丸善インテックアリーナ大阪(撮影・高部洋祐)
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 「卓球・全日本選手権」(11日、丸善インテックアリーナ大阪)

 ジュニア男子に小学3年生の大野颯真(9)=ABBEY=が初出場した。

 中学3年の鈴木耕大(育徳クラブ)に1-3で敗れたが、第2ゲームを11-9で奪い、第3、4ゲームでも一時同点に追いつくなど健闘した。

 132センチの小さな体で相手に向かっていった大野は「相手が少し強かったです」と悔しげ。試合中は、得点すると「ラッキー!」、失点すると「ドンマイ、ドンマイ!」「いける!」と声をあげて気持ちを奮い立たせた。

 鹿児島県出身。競技経験のある両親の影響で、2歳11カ月で卓球を始めた。2019年の全日本選手権・男子バンビの部(小学2年生以下)で優勝し、憧れの張本智和と同じ小学3年で全日本男子ジュニアの初舞台に立った。張本もこの年に1-3で中学生に敗れたが、11-9の接戦で1ゲームをものにしている。

 期待の超ホープは、卓球を離れると漫画・アニメ「鬼滅の刃」に夢中で、登場人物の剣士「悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)」がお気に入りだという。双子の兄、斗真とともに切磋琢磨(せっさたくま)する毎日。「張本選手みたいになりたい」という大野は、「オリンピックで金メダルを獲りたいです」と高らかに夢を掲げた。

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