就実が春高バレー日本一!25大会ぶり3度目 双子エース・深沢姉妹で49得点

 「バレーボール・全日本高校選手権」(10日、東京体育館)

 決勝が行われ、女子は就実(岡山)が大阪国際滝井(大阪)を3-1で下し、25大会ぶり3度目の日本一に輝いた。双子の深沢めぐみ、つぐみ(ともに2年)が活躍し、ノーシードから頂点に上り詰めた。男子は東福岡(福岡)が駿台学園(東京)を3-1で下し、5大会ぶり3度目の優勝。今大会は新型コロナウイルスの感染対策として無観客で開催された。

 ノーシードから粘って粘って頂点に。接戦を制して手にした25年ぶりの栄冠。西畑美希監督は「こんなに(試合を)やると思っていなかった。びっくりするようなゲーム内容や試合展開だった。上出来くらいできた」と選手をたたえた。

 決勝では第1、第2セットをともに25-20で連取。頂点まであと1セットとなった第3セットはリードを許す展開となり、猛追したが振り切られ、22-25で落とした。それでも第4セットに勢いを取り戻し、激戦を制した。

 この日も双子の2年生エース・深沢めぐみ、つぐみが大活躍。2人で計49点を稼いだ。最優秀選手賞を獲得した姉のめぐみは「調子がすごくよくて、大事な1点で決め切れた。チームで粘って日本一を勝ち取れてうれしい」と笑顔で語った。

 2022年は連覇がかかる。めぐみが「チームを勝たせるために自分自身がしっかりして来年も日本一を取りたい」と言えば、つぐみも「来年は3年生でエースとしてチームを優勝に導けるように頑張りたい」。双子エースは成長した姿でこの舞台に戻ってくることを誓った。

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