ラグビー・NZ代表バレットがサントリー入団会見「W杯で来て日本選んだ」

 ラグビー・トップリーグ(TL)のサントリーに新加入したニュージーランド代表SOボーデン・バレット(29)が6日、都内で入団会見を行った。2019年のW杯日本大会では“バレット3兄弟”としても名をはせた世界的名選手は「予測できないようなプレーをファンの皆さんに見せたい」と16日開幕のシーズンへ意気込んだ。サントリーは初戦でトヨタ自動車と対戦する。

 2度も世界年間最優秀選手に輝いた現役オールブラックスのB・バレットは、変わらない爽やかな笑顔で登場した。「予測できないプレーを皆さんに見せたい。ラン、キック、パスからどんなプレーを選択するのか見てほしい」。自身初の海外リーグ挑戦に自信をのぞかせた。

 12月15日に初合流し「サンゴリアスの一員になれてうれしいし、サントリーのラグビーが自分に合っている」と順調な日本生活をスタート。“デビュー戦”となった同26日の東芝との練習試合ではトライも決めた。

 会見では日本以外にもフランスでプレーする選択肢があったことも明かした。その上で「W杯で日本に来て、印象がすごくよかったので選んだ」と決断理由を説明。提示された年俸は仏クラブの方が高かったが、同席した土田雅人シニアディレクター(58)は「W杯で日本人の人間性やおもてなしを経験した。そして(TLで)ラグビーの質も落ちないことが大きい」と決め手を補足した。

 日本でのプレーはニュージーランド協会との取り決めで1シーズンの見込み。それでもバレットは「将来的にまた日本に戻ってプレーしたい」と、早くも日本への強い思いが芽生えている。

 代表でプレー機会の多いFBでなくSOを希望し、現在の目標にはチームとして2017-18年シーズン以来の「TL優勝」を掲げた。初戦のトヨタ自動車戦へ「もちろんスタメンで出たい。もう準備は始めている」。世界的スーパースターが日本で躍動し、最後のTLをより一層熱くする。

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