ラグビー天理大、悲願の日本一へ「挑戦者として」関西勢36大会ぶり頂点なるか

 練習の最後に部員にゲキを飛ばす天理大・松岡大和主将(左)=天理大白川グラウンド
 早大戦への意気込みを語る天理大・松岡大和主将(左)=天理大白川グラウンド
 練習を見つめる天理大・小松節夫監督=天理大白川グラウンド
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 初の大学ラグビー日本一を狙う天理大(関西1位)が大学選手権決勝・早大(関東対抗戦2位)戦(11日・国立)に向けて6日、天理市内で練習を公開。準決勝で対抗戦王者の明大を41-15と圧倒したことから期待が高まっているが、小松節夫監督(57)は過去2度の決勝での敗戦を教訓に「惑わされず挑戦者としていきたい」と強調した。

 天理大は2年前の大学選手権で大会9連覇中の帝京大を29-7で撃破。決勝も優位と予想されたが、明大に17-22で苦杯をなめた。

 小松監督は「9連覇を阻止して盛り上がり、まわりの評価も勝てる可能性もあるのではと、そういう雰囲気になって負けてしまった。今回は挑戦者としていいゲームをしたい」と引き締めた。

 3度目の決勝進出。9年前にSO立川理道主将(現クボタ)を擁し、初めて決勝の舞台を踏んだ。この時は12-15で帝京大に敗れた。「ベスト4を目標にしていたら決勝に勝ち進んだ。どうかき回していけるか挑んだ」と振り返る。

 今度こその思いは強い。昨夏、部員63人が新型コロナの集団感染を発生。出場辞退も覚悟した中で、天理市、大学など多くの支援で出場がかない、勝ち進んできた。小松監督は感謝の気持ちを強調する。「1カ月で活動再開でき、ものすごくありがたく感じている。勝ったら喜んでいただける」。1984年度に3連覇した同大以来36大会ぶり関西勢制覇へ突き進む。

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