柔道世界選手権21年6月に開催へ 異例の東京五輪1カ月前に

 柔道の2021年世界選手権が東京五輪開幕約1カ月前に当たる6月にブダペストで開催されることが30日、複数の関係者の話で分かった。国際柔道連盟(IJF)は各国・地域に通達し、6月6~13日に男女各7階級と混合団体を実施。五輪に次ぐビッグイベントが五輪直前に設定される異例の日程となった。

 IJFはコロナ感染拡大の影響を受け、五輪予選期間を21年6月29日まで延長。世界選手権は最後の予選対象大会に組み込まれた。だが直後の五輪との連戦になった場合は選手の体重調整や体調管理が大きく懸念され、日本サイドからは「普通では考えられないスケジュール。どういう意図で決まったのか」などと困惑の声が上がっている。関係者によると、日本は五輪代表14人を派遣せず、全階級に代表補欠選手らを送る方針だという。

 柔道が五輪正式競技となった1964年東京大会以降(女子は公開競技の88年ソウル大会以降)、五輪開催年に世界選手権が行われるのは初めて。東京五輪延期が決まるまで21年大会は夏ごろにウズベキスタンのタシケントで実施予定だった。

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