宇野昌磨「試合できてうれしい」 コロナ禍で軒並み中止…暗中模索の日々乗り越えた

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(25日開幕、ビッグハット)

 公式練習と前日会見がオンラインで行われた。男子で5連覇が懸かる宇野昌磨(23)=トヨタ自動車=は、コロナ禍の影響で今大会が今季初戦となる。4回転ジャンプなどを入念に確認した宇野は「試合に出られてうれしい」と話した。また、紀平は練習で4回転サルコーを着氷し、フリーでの挑戦を示唆した。

 平昌五輪の銀メダリストは、文字通り先の見えないシーズンを過ごしてきた。「僕が出ようと思った試合が、偶然も重なって出ることができず、今年は始まらないうちに終わりに立っていたという感じ」と宇野。新型コロナウイルスの影響で出場を予定していたGPシリーズ・フランス杯などは軒並み中止。今季初戦は5連覇がかかる今大会となったが、何より「試合ができてうれしい」というのが本音だろう。

 「(例年なら)次の試合に向けて課題に取り組んでいくが、今年は今の自分よりもっといいものをという気持ちで練習していた」と自らを鼓舞して氷に立ってきた。しかし「試合がないとそういう気持ちで練習しても、うまく調子が上がっていかない」と暗中模索の日々が続いた。

 今季はSP、フリーともに昨季の演目を継続して行う。スイスではロックダウンにも遭い、新プログラムに着手することはできなかった。これまで試合に向けてきたベクトルを自分に向けて、ひたすら練習に取り組んできた。

 コロナ禍は競技への意識も変えた。「今まで試合に当たり前のように出ていたのが不思議なくらい。大会に出られることに感謝とうれしさがある」と気持ちも新たに試合に臨む。「開催してくれた人に感謝し、大会を見に来てくれる方、見に来たくてもテレビの前にいる方の記憶に残る大会にしたい」。真摯(しんし)な思いの先に、5連覇の快挙は待っている。

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