女子100平泳ぎは渡部香生子が4年ぶりV 派遣記録突破の好タイムに「びっくり」

 「競泳・日本選手権」(3日、東京アクアティクスセンター)

 女子100メートル平泳ぎ決勝が行われ、渡部香生子(JSS)が五輪の派遣標準記録2(決勝進出レベル)を0秒19上回る1分6秒78で4年ぶり4度目の優勝を果たした。

 2位の青木玲緒樹(ミズノ)との接戦を制し、好タイムを記録した渡部は「泳いだ感触は最近では1番良い。タイムもここまで出ると思っていなかったので、びっくりしているしうれしい」と喜びを語った。

 新型コロナの影響で東京五輪が1年延期となり、春から夏にかけては「なんとなく心のどこかでまだ大丈夫というのと、やらないといけないという葛藤があった。夏はレースに出ても結果はぼろぼろ」とモチベーションが低下。それでも「時間はあると思っていてもすぐに選考会ってなる。さすがに自分で切り替えなきゃいけない」と自分自身を奮い立たせた。

 この日のレースを自信に「練習を積んでいれば結果にもつながるんだと確信にもなった。またここからギアを上げて練習に取り組んでいきたい」と渡部。来春の選考会で東京五輪代表権を得るため、まずはメインとする最終日の200メートルでも「いいタイムを出せるように頑張りたい」と気を引き締めた。

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