「関西大学ラグビー、天理大５４－２１同大」（２９日、宝が池球技場）

　順位決定戦を行い、奇数グループ１位の天理大が、偶数グループ１位の同大に５４－２１で圧倒し、５年連続１２回目の優勝を成し遂げた。同大は５年ぶり４９回目の関西制覇はならなかった。

　天理大が前半からフォワードを軸に圧倒した。１０分にトライを奪うと、１５分にロック中鹿、２３分にはフッカー佐藤、３３分には再び中鹿がトライ。同大は２７分、３９分とゴールまで約１０メートルと攻めながら、反則を繰り返し、前半は天理大が２６－０でリードして折り返した。

　後半、天理大は５分に佐藤が左サイドを駆け抜けてトライ。同大は８分、フランカー中尾が左中間にトライし、ゴールも決めて７点を返したものの、その後も天理大が主導権を握り続けた。

　天理大は関西１位として、１２月１９日の全国大学選手権初戦（花園）で、関東リーグ戦２位と関東対抗戦５位の勝者（１２月１３日決定）と対戦。関西２位の同大は、１２月１３日の初戦（花園）で関東対抗戦４位（相手未定）と顔を合わせる。