尾道が14年連続の花園切符 9トライで崇徳に圧勝 全国高校ラグビー広島県大会

 「全国高校ラグビー広島大会・決勝、尾道55-3崇徳」(8日、県営ラグビー場)

 尾道が14年連続15度目の花園切符を手にした。多彩な攻撃で9トライを奪い、失点はペナルティーゴールによる3点に抑えた。

 序盤は緊張もあって動きが硬かったが、徐々にエンジン全開。前半4トライ、後半も5トライを挙げた。力強い突進で2トライを奪ったプロップ直井謙斗(3年)は「前半は堅くいこうとしてミスが出たが、後半は切り替えてテンポを出していくことでリズムに乗れた」。40大会ぶりの花園を目指す崇徳に力の差を見せつけた。

 花園では悲願の日本一を目標に掲げる。この日はケガでメンバーから外れた森元一気主将(3年)は「花園までにもう一度ディフェンス力を極めていく。攻撃面でもFWとバックスが一体となったアタックを磨いていきたい」と力を込めた。

 一方、県代表としての花園切符は逃した崇徳だが、まだチャンスは残されている。100回大会の今回は県代表に加え、中国地方の各県2位校によるブロック予選の勝者も花園に出場する。谷川智樹主将(3年)は「自分たちの展開ラグビーで勝ち上がりたい。自信はあります」と決意を新たにした。

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