本田望結、全日本逃すも「悔いはない」来季も女優と二刀流継続「頑張りたいと強く」

 「フィギュアスケート・東日本選手権」(6日、小瀬スポーツ公園アイスアリーナ)

 12月の全日本選手権(長野)出場の懸かる大会が開幕した。女子ショートプログラム(SP)で、今季シニア初参戦で女優の本田望結(16)=プリンスホテル=は39・34点で、フリーに進出できる上位24位に残れず、全日本進出はならなかった。

 今大会ともに出場している姉の真凜とともに全日本出場が懸かった望結だったが、冒頭の3回転サルコー、続く3回転ループともやや流れる着氷となり、最後のダブルアクセルも着氷が乱れた。それでもアップテンポなSP「My Dilemma」にのり、最後はキレのあるステップをみせた。今季は練習から納得いかない日が続いていたという。それだけに「練習の内容から考えると、今日は自分ができることを詰め込めた。点数をみて言うと恥ずかしいけど、悔いはないです。気持ちを強く出せた」と、前を向いた。

 数々の人気女優の登竜門となっている年末の高校サッカーの応援マネジャーに就任することも決定。今後は女優の仕事が増えていく可能性もあるが、フィギュアスケーターとの“二刀流”を継続する意欲を示した。「来年に向けて頑張りたいという気持ちが強くでた試合だった。来年は姉と一緒に全日本に出られるように頑張っていきたい」と、力を込めた。

 フリーに進むのはSP上位24人。シード権を持つ選手を除く上位9人が全日本への切符を手にする。

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