12月9日に日本相撲協会定年の65歳の誕生日を迎える高砂親方(元大関朝潮)が4日、師匠として最後の本場所となる11月場所(8日初日・両国国技館)を控え、オンラインで記者会見し「いい師匠人生。個性を発揮できる力士になってほしい」と大関朝乃山ら弟子の成長を願った。
現役時代の一番の思い出には、85年春場所に果たした唯一の優勝を挙げた。
10年には弟子の元横綱朝青龍が暴行問題の引責で引退するなど、不祥事の対応に追われたこともあった。「問題を起こす横綱もいた。落ち着いてきたら朝乃山がタケノコのように伸びてきた。いろんな意味でついている人生」と頬を緩めた。