駒大が三大駅伝最多22度目V 8区・エース対決で2年田沢が完勝「不意に仕掛けた」

 「全日本大学駅伝」(1日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)

 25チームで争われ、駒大が5時間11分8秒の大会新記録で6年ぶり、史上最多を更新する13度目の優勝を果たした。大学三大駅伝では22度目の優勝で史上最多となった。3位でたすきを受けたエースの田沢廉(2年)が8区で力走。2連覇を狙った東海大の名取燎太(4年)を振り切った。東海大は2位で明大が3位。「コロナに負けるな!大作戦」で挑んだ青学大は4位に終わった。新型コロナの影響で10月の出雲全日本大学選抜駅伝が中止になり、今大会が三大駅伝の初戦となった。

 両手で力強くガッツポーズし、雄たけびを上げながらゴールテープを切った。2年生エースの田沢は「いい流れでつないでくれたので必ず優勝したいという思いがあった。優勝テープを切ることができて、すごくうれしかった」と頬を緩めた。

 各大学のエース級が集う最終8区で圧巻の走りを見せた。東海大・名取との一騎打ちの展開にも「ラスト1キロで仕掛けるとついてくると考えたので、1・3から1・5(キロ)で不意に仕掛けた」。冷静な判断で一気に突き放し、駒大に6年ぶりの優勝をもたらした。

 この勝利で三大駅伝最多となる22勝目。大八木監督は「駒沢も落ちたときがあった。1、2年の選手が頑張ってくれているので、令和の常勝軍団を作りたい」と完全復活に力を込める。

 箱根駅伝(来年1月2、3日)に勢いづける勝利となったが「(箱根は)大変だと思うので、3番以上を目指します」と大八木監督に慢心はない。エース・田沢を中心にさらなる強化を図っていく。

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