浅尾美和さんからのインタビューに涙 ビーチ女子、石井美樹、村上めぐみペアが優勝

 「ビーチバレー・マイナビジャパンツアー2020立川立飛大会」(1日、タチヒビーチ)

 女子決勝で、石井美樹(30)=荒井商事/湘南ベルマーレ、村上めぐみ(35)=オーイング=組が、鈴木千代(26)=クロス・ヘッド株式会社、坂口由里香(26)=大樹グループ=組を2-0(21-16、21-17)で退けて優勝した。

 8組が出場し、トーナメント方式で行われた大会で、国内トップペアが実力を見せつけた。第1セットは序盤から一進一退の攻防となったが、中盤から村上のライン際を狙った攻撃、石井の強打などで突き放した。

 第2セットは石井、村上組が主導権を握りながら、一時は13-13と追いつかれた。ここから石井のブロックなどで流れを引き寄せ、21-17でものにした。

 新型コロナウイルスの影響により、今シーズン唯一の開催となるジャパンツアー大会。試合後に行われた表彰式では、現役時代に“ビーチの妖精”と称された浅尾美和さん(34)からインタビューされ、途中で石井が感極まる場面もあった。涙の理由について石井は「いろいろな方が応援してくださり、背中を押してもらってこうして試合に出られたり、練習を頑張れたりしていたんだなと思えた。涙が出てしまった」と説明した。

 コロナの感染拡大に伴い、東京五輪は来夏に延期された。村上は「あと何カ月、と目標にしていた。それがあと1年延びたことで、自分たちの気持ちをどこに、どうい風に持っていっていいかが分からなくなってしまった」と、苦しかった時期をのぞかせた。

 日本が開催国枠を持つ東京五輪代表決定戦は来年5、6月(会場未定)に行われる。五輪ランク上位6チームが出場し、優勝チームは五輪代表に決定する。村上は「もちろん優勝を目指していく。どのチームも伸びてきている。私たちはずっとこのペア。みんなも倒しにくると思う。そのままいるだけでは勝てない。代表決定戦までの間に積み上げて、よりよりチームにしていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。

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