柔道“9頭身美女”ビロディドが52キロ級初出場も3位 48キロ級の世界女王

 「柔道・グランドスラム・ブダペスト大会」(23日、ハンガリー)

 女子52キロ級が行われ、48キロ級世界女王のダリア・ビロディド(20)=ウクライナ=が本来の階級より1つ上のクラスに初出場し、3位に終わった。国際柔道連盟(IJF)主催の国際大会としては、新型コロナウイルスによる中断から8カ月ぶりの再開初戦として開催された。

 2月のGSパリ大会以来の実戦となったビロディドは準々決勝でキトゥ(ルーマニア)と対戦したが、けんか四つからの内股を透かされて、一本背負いのような形で投げられ「技あり」で敗戦。敗者復活戦から勝ち上がり3位を死守したものの、本来の戦い方はできなかった。

 ビロディドは最軽量級の48キロ級では破格の172センチという長身と、“アナコンダ”の異名を持つように、長い手足から繰り出す大内刈りや三角締めからの寝技を武器に2年連続で世界選手権を制覇中。また、畳を降りればモデル経験もある“9頭身美女”で、インスタグラムのフォロワーが31万人を超えるなど注目を集めている。

 東京五輪の金メダル候補とも称されているが、一方で高身長ゆえの減量苦もささやかれていた。コロナ明け初戦の今大会、52キロ級に出場したのは調整の一環とみられるが、今後も継続するのか48キロ級に戻るのかは現時点で不明。試合後に投稿したインスタグラムでは「Thanks all for support!(サポートをありがとう)」とだけコメントした。

 東京五輪に向けて、日本としては48キロ級代表の渡名喜風南(25)=パーク24=がビロディドに4連敗中で、最大の標的として対策を練っている。52キロ級は世界女王の阿部詩(20)=日体大=が金メダル候補として技を磨いているが、仮にビロディドが階級を変更するとなれば世界の勢力図に変動が起きるのは必至だ。

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