橋本大輝が個人総合V!自身初87点台で入学初陣飾る 五輪延期も「焦らず成長」

 「体操・全日本学生選手権」(23日、エフピコアリーナふくやま)

 男子は19年の世界選手権代表の橋本大輝(19)=順大=が個人総合を6種目合計87・450点で初制覇し、団体総合、種目別のあん馬、跳馬を合わせた4冠に輝いた。個人総合で18、19年全日本選手権2連覇の谷川翔(順大)は85・650点で2位。団体総合の順大は426・350点で3年ぶり11度目の優勝を果たした。

 千葉・市船橋高3年だった19年、一気に世界選手権代表まで駆け上がった男子のホープが順大入学後初の大会で強いインパクトを残した。橋本は最初のあん馬で高得点の15・250点をマーク。跳馬でも再び15点台をたたき出し、個人総合で初めて87点の大台に乗せ「目標にしていたので達成できて良かった」と頬を緩めた。

 コロナ禍による自粛期間は約1カ月半、体育館が使えなかった。授業も多く、練習量は満足できていないが「凝縮した練習」を心掛けて力を伸ばした。東京五輪の延期は「プラスに捉え、焦らず成長していきたい」と気持ちを整える時間ができたと前向きに考える。

 12月の全日本選手権に向け「張り詰めすぎないで、少しずついければ優勝できると思う」と静かな口調に自信を込めた。

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