11月場所は観客数倍増の5000人 4人用マス席は2人で使用
日本相撲協会は19日、東京・両国国技館で理事会を開き、11月場所(11月8日初日、両国国技館)の開催方式を決めた。新型コロナウイルス感染予防対策で7月、秋場所は観客数の上限を定員の約4分の1となる2500人としてきたが、倍増の約5000人に緩和した。4人用マス席の使用は1人から2人に増やし、座布団を斜めにずらして観戦する。
椅子席は前後左右1席空ける。たまり席も2列使用し維持員、関係者の席とする。
マスク着用を徹底し、館内の消毒液ポンプも増加する。観客席での飲食は水分補給以外は先場所同様に禁止で館内に飲食スペースを設け軽食を販売する。
お土産など販売は拡大し、「地域共通クーポン」にも対応する。
入場券は20日からチケット大相撲WEBで受け付けを開始する。
八角理事長(元横綱北勝海)は「専門家のアドバイスを受けながら十一月場所の開催方法を一部変更しました。今後も一層の感染防止策を図り『安心安全な大相撲観戦』を開催する所存です」と広報を通じコメントした。
また本場所開催に向けたガイドラインも改訂版がまとめられ、関係者に対し、不要不急の外出禁止など、改めて注意喚起された。