御嶽海、合同稽古で4勝9敗も「やるやらないでは全然違う」11月場所は「2桁狙う」

 大相撲の関脇御嶽海(27)=出羽海=が17日、東京・両国国技館内の相撲教習所で合同稽古に参加し、申し合いを行い、霧馬山、碧山、逸ノ城、錦木を相手に4勝9敗だった。

 新型コロナウイルスの影響で3月の春場所前以降禁じられた出稽古が解禁。部屋には関取が自身しかおらず、7月、秋場所と調整に苦心してきた。7カ月ぶりに関取との稽古がやっと実現した。

 「なかなかできない時期が続いたので、いい機会だと思いますし、自分のペースでやっていきたい。やるやらないでは全然違うと思う」と力を込めた。

 秋場所は勝ち越したものの、2桁勝利に届かず、大関昇進への道はまた振り出し。「やるべきことは決まっているので、しっかり自分の相撲を取って2桁狙って自分の相撲をまず見つめ直していきたいと思いますね」と、気を引き締めた。

 大関昇進で先を越された正代(時津風)、貴景勝(千賀ノ浦)が連日の三番稽古(同じ相手と続けて何番も取る)で熱戦。「刺激になりますよね。あそこに自分も参加したいという気持ちになってきますし、見てるとなりますよね。置いてかれないように、元気いっぱいなので狙っていきたい」と大いに刺激を受けた。

 11月場所(11月8日初日、両国国技館)で三役在位も21場所目となる。2度の優勝も果たし何度も大関挑戦がありながら、あと一歩届かずにいる。「三役にいますから。上だけしか狙えない位置ですので我慢というか、まあ我慢ですね。ここでできるかできないかで違うと思います」と今度こその思いは強い。

 22日までの合同稽古を実りあるものにしたい。「感覚ですかね。関取衆と若い衆の重さは全然違いますし、立ち合いで押すことだけを意識して。前に出ることだけを意識してやっていきたいと」と、語った。

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