朝乃山「心技体」の「心」充実させる!11月場所後に師匠定年、恩返しV挑む

 大相撲の大関朝乃山(26)=高砂=が9日、東京都墨田区の部屋で若い衆のぶつかり稽古に胸を出すなどして調整した。雪辱を期す11月場所(11月8日初日、東京・両国国技館)に向け、「心技体」の充実を課題にした。

 初日から3連敗した秋場所を振り返り「冷静な気持ちがなかった。技術もなかった。一番は心」と反省。巨漢を生かした圧力が武器ながら「体しかなかった。心技体3つがそろわないと15日間、勝てない」と痛感した。

 14日目、優勝した正代(28)=時津風=との一番では立ち合いで吹っ飛ばされた。「自分が弱いなと気付かされた。圧力も大事だけどスピードも大事。プラス心。自信を持ってどっしりと一日一番、相撲を取りたい」と闘志を前面に出した。

 11月場所後に定年を迎える師匠・高砂親方(元大関朝潮)の教えがあって今がある。「(教えは)シンプルで短文。前に出ないと相撲を取れない。教えてもらってその通りだと思う。自分の相撲は器用ではない。この地位だと負けてはならない」。大関初Vで恩返しを期す。

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