橋本五輪相、接触競技の大会再開の動きを歓迎「大変喜ばしい」

 橋本聖子五輪相(56)が6日、閣議後に会見した。新型コロナウイルスの影響で来夏に延期となった東京五輪に向けて、選手同士の接触が激しい格闘技などのコンタクトスポーツ競技においても、中断していた国内大会が再開される動きが出てきたことについて「大変喜ばしいこと」と歓迎した。

 既に大会を再開している陸上や競泳などに続いて、今月4日には空手の関東大学選手権が、五輪本番でも使用される日本武道館で開催された。空手は至近距離で接触することが懸念されるコンタクトスポーツだが、口元を覆うシールドがついた頭部の防具「メンホー」を着用することで飛沫(ひまつ)対策を実施。競技面への影響は極力なくしながら感染防止に努め、コロナ禍からの再開にこぎ着けた。

 競技団体のこうした独自の工夫や動きについて、橋本大臣は「メンホーというのをつけて大会を行ったと知って、安全対策と競技力の向上を連携させることでより安心・安全な競技大会ができる(と感じた)。色んな面で(競技団体が)どうすべきかしっかり考えていただいている」と好意的に受け止めた。

 同じく接触競技である柔道やレスリングでも、今月中に中断後初の大会を開催予定。政府としては東京都、大会組織委員会とで実施しているコロナ対策調整会議でさまざまな課題に取り組んでいるところだが、「よりアスリートが自信を持って、安心・安全な大会を開催できる準備ができるように取り組んでいきたい」と改めて語った。

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